納得して行動したい。
自分の中にスキルを積み重ねて、次に進みたい。
T. K
「アタマいいんだけどバカできるヤツをカッコいいと思った。」
中学校まではいわゆる「ガリ勉」でした。一生懸命勉強して、高校受験で地元の進学校に合格したものの、入学するやその反動で目標を失ってしまって…… どうすればいいのかわからず、喪失感の中でただ漫然と過ごしていました。当時は人前で話すのは苦手な方でしたね。クラスの中に、アタマはいいんだけど"バカ"できる奴が結構いたんです。 自分のアイデアで人を楽しませる彼らを見て「カッコいい」と。そういう仲間と交わるうちに、人を楽しませることに目覚めた。それからは自然と肩の力が抜けて、体育祭の企画など、 みんなが楽しめる場をつくることに熱を上げて取り組んでいましたね。大学受験に際しては学びたいという意欲はありましたが、目的が不明確だった。目的もなく専攻学部を絞った結果、 他の選択肢をなくすことが嫌だった。最初はさすがに親の手前、地元の国立大学を受験したのですが、結局、納得できずに白紙で答案用紙を提出。思い悩みながら学ぶ場を探しているうちに 『ここなら自分の望んでいたものが手に入りそう』と納得できたのが、慶應の環境情報学部でした。
「いろいろな情報が集まり、いろいろな人と交われる場所を転職先として探した。」
環境情報学部は、私が期待していた通りの場でした。これまで会ったこともないような人、聞いたこともないような話、そしてまったく知らなかった技術に日々触れることができた。 環境情報学部は、当時鳴り物入りで設立されたばかり。有名な先生といろいろ対話ができたことも有益な経験でした。就職は、院進学と悩んだ結果、専攻とは関係なく多様な人や情報と交われる 場所を探していました。最終的には制作職希望で某テレビ局に内定。しかし、入社前研修で人事部長から急に『最初の5・6年は会社のことを知るために総務人事をやってほしい』と言われ、 そんな話は聞いていない、だったら結構ですと断って、再び就職活動をスタートしました。アクセンチュアに決めたのは、色々な人に会える、色々な業界が見える、海外にもネットワークができそうだ…… 私が働きたい場所の条件にあっていたので、納得しつつ「軽い気持ち」でお世話になることにしました。
「巨大プロジェクトを推進するエンジンとして個人の仕事がある。」
その観点が驚きだった。」入社後はテクノロジーグループに配属になり、1年間はほとんどプログラミングずくめでした。手かげたのは、あるアミューズメント企業の大規模なシステム構築。プログラミングの仕事そのものには、 それほど違和感はありませんでした。お客様のビジネスをより良くするために必要な基盤づくりですし、学生時代もプログラミングを結構経験していましたので……しかし決定的に異なるのは、 学生時代は「個」の作業であり、アクセンチュアでは「チーム」としての作業だったことでした。私の担当は「システム基盤」部分で、他のメンバーが利用する「共通プログラム」の作成でした。 システムとして効率的に共通機能を切り出し、それを他のメンバーが使えるように資料を作成し説明を行う必要がありました。これを確実に行うことは、お客様に対してシステムの品質、 及びプロジェクトの効率的な推進を保証するものでした。何度も痛い目にあいながら、この案件で、"プロジェクト"を推進するための必要な基礎を学んだ気がします。事実、マネジャーになるまでに 経験した数々のプロジェクトは、すべてここで身につけたスキルを実践していく場、さらに磨いていく場であったように思います。
「公的機関でのコンサルティングに従事。」
その後は、公共機関の業務改革プロジェクト、新規サービスの立ち上げプロジェクト、そしてある私立大学の情報化企画プロジェクトに携わりました。私はアクセンチュアに入社するに当たって、 もともと公共サービスに関わりたかったんです。利益追求のためのサービスを支援するよりも、教育や福祉など人が生きていく上で必要なサービスを提供する現場で働きたかった。 幸運にも私が望んでいた方向でキャリアを積むことができ、現在もよりスケールを大きくした形で公共性の高い案件に関わっています。
「巨大官庁の行政担当者の方々を相手に、朝から晩まで会議でずっと説く毎日。」
現在は、官公庁をお客様にコンサルティングを行っています。政府が打ち出した"e-Japan構想"により、省庁の各種サービスをオンライン化する方向が定められました。 私はこの電子政府化構想の鍵を握るポジションにある、某中央官庁が進めるプロジェクトの管理を担っています。これまでの業務をシステムの上に置き換えるだけではなく、 業務そのものを再設計したり、それにともなって新しい制度を策定したりすることも必要。前例はなく、しかもスピードが求められています。私たちのミッションは、改革の方向性を導き出し、 今後の範となるプロジェクト解決策を企画・実行すること。各部局の代表の方を始め、膨大な関係部署などと連日会議を行い、システム構築・導入の際の問題点を抽出し、共に解決し、 巨大な組織全体に伝え、プロジェクトを動かしていく。朝から晩まで、会議室で喋りっぱなしの毎日です(笑)。私が関わっている中央官庁は、国民に広くサービスを提供する機能を持つ官庁。 変革が、国民の暮らしに直接影響を及ぼします。その意思決定のサポートをしている。その点では大きな充実感があります。
「やるべきテーマが次々見えてくる。今は留学して公共政策を学びたい。」
私たちがこのプロジェクトで手がけているのは、お客様の意思決定の支援、プロジェクト推進の支援です。だからこそ、ただ『こうしたほうがいい』と言い放つのではなく、 意思決定が必要な理由を納得して頂くための論理を示し、具体的にどのようにすれば解決するのかの道筋を整理し、最終的な成果が出るところまで個々の作業を支援していく必要があります。 これまでのプロジェクト経験の中でそれらを実行してきたことで、プロジェクトマネジメントやSIのスキルはある程度身についた。でも行政サービスと関わっていくとなると制度や社会構造の知識が必要。 そのレベルではやはり力が足りない。ですからもう一度きちんと勉強したい。できれば留学して公共政策について学びたいという思いを強く持っています。こうして何か一つ経験する度に、 自分にとって新しいテーマが見えてくる。アクセンチュアを自分のキャリアの場として選んで良かったと納得しています。でも満足はしていません。私がアクセンチュアでやるべきことは、 まだまだたくさん残されているでしょうから。
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